・はじめに
ロマンシングサガ−ミンストレルソング−(以下ロマサガMS)はイベントの進行に応じてマップ上
に地名が出現し、行ける場所が増えていきます。行ける場所が増えれば仲間にできるキャラが増え、
強力な武器が入手でき、パーティーが強くなるので戦闘が楽になります。
逆に、極力地名が出現しないようにするとなると、クリアできるイベントが制限され、仲間にできる
キャラが制限され、入手できる武器が制限されるので、パーティーを強化できず、戦闘では苦労する
ことになります。
今回は、「極力地名が出現しないようにする」という点の「極力」に着目し、限界まで制限した上で
サルーインを撃破することに成功したので、その詳細を解説したいと思います。
(なお、ここまでの内容は前回のアイシャ冥府ルートと同じです)


・プレイ条件
出現する地名を極限最低数の「4」に抑えてクリアする

制限のアイディアおよび地名の出現を抑える方法にはにゅすけさんを参考にさせていただきました。
というか、ぶっちゃけパクr(以下略
ありがとうございます&ごめんなさい。


…さて、にゅすけさんのサイトでも解説されていますが、地名数を4に抑えられる主人公はジャミル
とアイシャの2人だけです。他の6人は最初から複数の地名を知っていて、クリアまでに必ず5以上
の地名がマップ上に出現してしまうので条件に違反してしまいます。

まず、ジャミルの場合は初期の地名が南エスタミルだけで、ウソ→オールドキャッスル(巨人の里)
経由でラストダンジョンのあるイスマスに到達することができます。
なお、ガレサステップ→最終試練経由はエロールの信仰値の関係で、草原→トマエ火山(冥府)経由
はマップアビリティのジャンプを習得できない関係で不可能です。

一方、アイシャの場合、初期の地名がガレサステップだけで、ウソは序盤のイベントで訪れることに
なりますが、オールドキャッスル(巨人の里)経由でも最終試練経由でもジャミルと同じく、地名数
は4に抑えられます。
また、アイシャはガレサステップで人さらいに敗北してウハンジの秘密の部屋に拉致されると、ウソ
とガレサステップの地名が消えるので、知っている地名を南エスタミルだけにすることができます。
ここから草原→トマエ火山(冥府)経由でイスマスに到達すれば、他のルートの場合と同様、地名数
を4に抑えることが可能です。
ただし、ウソとガレサステップは吟遊詩人の語りでウソの場所が明らかになると同時に両方とも再度
出現してしまうため、南エスタミル経由でオールドキャッスルルートを選択することはできません。
南エスタミル経由で最終試練を目指すことも理論上は可能ですが、人さらいに敗北する前に戦闘だけ
でエロールの信仰値を200以上に上げておく必要があるので非現実的でしょう。


まとめると、

1.主人公はジャミルで、南エスタミル→ウソ→オールドキャッスル→イスマス
2.主人公はアイシャで、ガレサステップ→ウソ→オールドキャッスル→イスマス
3.主人公はアイシャで、ガレサステップ→ウソ→最終試練→イスマス
4.主人公はアイシャで、(ガレサステップ→ウソ→)南エスタミル→草原→トマエ火山→イスマス

の4ルートが選択肢にあるといえます。
(なお、ここまでの内容も前回のアイシャ冥府ルートと同じです)

(↓ここから変わります)
今回は主人公にジャミルを選択しました。前回のアイシャ冥府ルートはダイヤモンドイベントが必須
ということで、クリアデータの引き継ぎをする関係で初回より有利な点が多く難易度が低いと感じ、
「初回(引き継ぎなし)」に拘りたかったからです。「ならアイシャ巨人の里ルートやアイシャ最終
試練ルートでもいいじゃん。」ということになりそうですが、初回ではダークを仲間にできないので、
アイシャと戦士の二人だけで最終試練を突破するとか、古城の番人を撃破するとかは流石にちょっと
考えられませんでした。冥府ルートを使えないので、たとえアイシャを主人公にしてもファラを仲間
にできないから、というのは関係ありません。いやマジで。

主人公にジャミルを選択したことで、必然的に巨人の里ルートに決定しました。



・攻略(準備)
ニューゲームでジャミルを主人公に選択して開始します。クラスなしを選択する理由もなかったので、
無難にシティシーフを選択しました。



・攻略(序盤)
最初にファラにきれいな腕輪を渡すイベントやファラの母親に50金渡すイベントがありますが無視
します。ジュエルを稼ぐために、ジャミル、ダウド、吟遊詩人の3人に鉱石サーチ、カギ開け、ワナ
解除を習得させたいので余計な出費は抑えます。さらに、誰か一人だけステルスと忍び足を習得させ、
下水道の入り口付近でひたすらステルスと忍び足を使い続けます。マップアビリティの残り使用回数
が0回に南エスタミルに戻り、マップアビリティをセットし直して再び下水道でマップアビリティを
使い続けます。ある程度ジュエルを稼げたらシティシーフから優先的に修練することで鉱石サーチ、
カギ開け、ワナ解除の使用可能回数を増やし、1セットで稼げるジュエルの数を増やします。最終的
には1セットで55ずつ稼げる(鉱石サーチ、カギ開け、ワナ解除が17回ずつ、ステルスと忍び足
が2回ずつ)ので、効率はかなりよくなります。この時注意しなければならない点として、ステルス
と忍び足を習得しているキャラの隠密レベルを0に保つことが挙げられます。隠密レベルが上がると
ステルスと忍び足の有効時間が長くなり、ステルスと忍び足の使用間隔が長くなってしまうので注意
が必要です。



・攻略(中盤)
隠密レベルを0に保てばジュエル稼ぎはいつでもできるので、吟遊詩人から特別な語りを聞くために
何度も戦います。とはいえ、ある程度クラスレベルを上げたほうが戦闘が楽になるのも事実なので、
気合いを入れてジュエルを稼いでから敵と戦うのも手です。「吟遊詩人から特別な語りを聞けるまで
戦う」と書くだけなら1行ですが、実際はここに一番大変といってもいいでしょう。



・攻略(終盤)
特別な語りを聞くとウソに行けるようになるものの、吟遊詩人が一時的に離脱(巨人の里到達まで)
するため、古城の番人はジャミルとダウドだけで倒す必要があります。苦戦するかと思ったのですが、
セルフ盾(セルフバーニング使用中、一般的な盾の回避率が飛躍的に上昇する現象)があったので楽
でした。実際はセルフ盾の効果だけでなく、十二分なHPや高いステータス、変幻自在といった強力
な技のおかげもあるかもしれないですが。無事に巨人の里に到達できれば吟遊詩人が再加入し、3人
に戻ります。敵と戦ってステータスを上げたりマップアビリティを使ってジュエルを稼いだりして、
準備ができたらサルーインと戦います。



・攻略(サルーイン)
入念に準備したので、3人でも勝てました。参考までに行動指針とステータスを示します。


行動指針
●ジャミル
かかと切りでサルーインの素早さを下げたり、変幻自在で攻撃したり、鎌気で回復したり

●ダウド
小転で挟撃陣を狙ったり吟遊詩人のHPを回復したり鎌気で回復したり

●吟遊詩人
武装弦楽祭でサポート、払い抜けで挟撃陣狙い、鎌気で回復したり

人数が少なくて柱を壊すのが大変なので、移動タイプの技で陣の発生を狙います。


ステータス
     HP  LP BP    腕力 体力 器用さ 素早さ 知力 精神 愛  魅力
ジャミル 601 12 28/56+5 56+5 54+5 57   59+8  50-5 54-2 36  56+1
ダウド  606 17 11/55+6 58  56  57-1  59+3  34  55  58  55
吟遊詩人 603 16 14/35+4 56  56  59-1  53+3  47+2 53+2 46  55

武器
ジャミル ろばの骨 サムライソード 青竜刀+2     フルーレ
ダウド  薬箱   長弓      レイピア+2
吟遊詩人 詩人の剣 長弓+2     シルバーフルーレ

防具
ジャミル マルダーの盾   帽子     アストラルコート 霊木の腕輪
     ラバーソウル   翼のお守り  プロテクトリング
ダウド  スマートガード  ライトヘルム ボーンブレスト  アーマーグローブ
     タイタスグリーブ 翼のお守り  プロテクトリング
吟遊詩人 スマートガード  ライトヘルム 術戦士の鎧    アーマーグローブ
     タイタスグリーブ 翼のお守り  プロテクトリング

特殊攻略に戻る